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再送:韓国、企業の為替差損軽減に向け会計規則を一部変更へ=金融監督委 [ソウル 22日 ロイター]
韓国金融監督委員会(FSC)は22日、ウォンの急落で今年、
巨額の為替関連損失を見込む企業のために会計規則を緩和すると発表した。
韓国の輸出型企業は、世界的な信用収縮で打撃を受けるとともに、ウォン下落により外貨建て債務の価値が上昇し、
2008年業績で為替差損を計上する見込みとなっている。
FSCは声明で、韓国企業の為替差損やウォンで換算した外貨債務の額は
ドル/ウォン相場が100ウォン上昇するごとに5兆ウォン(39億ドル)増えていると指摘。
「巨額な為替関連の損失で企業業績が悪化すると予想され、信用格付けの引き下げ、債務返済請求、
資金調達コストの上昇、新規資金の調達難といった状況に陥るとみられる」と表明した。
世界的な金融危機の影響で、ウォンの対ドル相場は年初から約27%下落している。
FSCは、企業の為替損失を最低限に抑え資本基盤の強化を支援するため、
会計規則を一部変更する方針で、それを2008年業績にさかのぼって適用する可能性を示した。
上場企業および非上場の大規模企業については、不動産や飛行機、船舶といった
一部資産の価値上昇を今年の財務諸表に計上することを認める。
非上場の中小企業については、6月末時点で保有している外貨建て資産・債務を2008年半ばの為替レートで評価することを認める。
ウォンの対ドル相場は年央から19%下落している。
さらに外貨建ての取引が大半を占める企業については、外貨建ての財務諸表を作成することを認め、
ウォン建ての財務諸表の作成は期末のみで済むようにする。
これらの変更はFSCの承認を経て1月中旬に正式に施行される公算。