08/10/21 23:22:55 rNZjmvAe
21日の中国株式市場は、主要指数の上海総合指数が3営業日ぶりに反落。前日比0.78％安の1958.53ポイントで引けた。
前日の米株急伸を受け小高く始まった後、前日終値を挟んでもみ合う展開。後場に入ると一時、上げ幅を拡大し、
節目の2000ポイントに迫る場面も見られたが、勢いが続かず、結局マイナス圏に沈んで本日の取引を終えた。
先週末の国務院（内閣に相当）常務会議で早期実施方針が打ち出された景気刺激策のトップを切って、
来年度産の小麦最低買付価格の大幅引き上げが発表されたものの、景気不透明感が根強く残るなか、
市場の反応は限定的だった。銀行、保険、証券銘柄が売られる一方、農業、石炭、石油開発関連銘柄が買われた。
上海B株指数は前日比0.34％安の107.49ポイントと反落。深センB株指数は0.43％続伸し260.33ポイントで取引を終えた。
両市場の売買代金は、概算で565億6200万元。
A株市場では、金融銘柄が相場の下げを主導。金融不安への懸念が解消されないなか、中国工商銀行（601398）、
中国人寿保険（601628）など銀行・保険銘柄がそろって値を落とした。一方、小麦の買付価格引き上げ発表を好感し、
黒龍江北大荒農業（600598）が4.36％高を付けるなど農業銘柄に買いの矛先が向かった。このほか、
原油相場の大幅続伸を手がかりに、石油採掘エンジニアリングの海洋石油工程（600583）など石油開発関連銘柄も買われ、逆行高を演じた。
B株市場では、不動産銘柄の健闘が目立った。リゾート開発を手がける上海九龍山（900955）や、深セン市政府系のデベロッパー、
深セン経済特区房地産（200029）がそれぞれ5.23％、2.24％値を上げた。このほか、中国南玻集団（200012）が高い。同社は本日、2008年本決算で大幅増益になるとの見通しを発表している
本日分の中国株サマリーまとめ