08/10/10 20:34:31 bNUtRk4S
低インフレの通貨を長期で売るという行為がどれだけリスクの高い行為か分かってないのだな。
高金利の国は基本的に高インフレ。
なのでロング玉が入り続けても通貨量は勢いよく膨らみ続けているので潜在的な需給は引き締まらない。
ボディーブローなので短期的には影響は少ないが長期的には間違いなく効いてくる。
だから潮目が変わった後の反動は強烈なものになるのだ。
理論的には高金利高インフレ通貨というのは長期的には下落基調になる。
なぜなら高金利に投資する人は必ずどこかで買い戻す。
しかし、その買い戻すまでの過程で高インフレによって底流では需給は緩み続けている。
だから本格的に買戻しが始まればトレンド開始時点を底割れすることになるのだ。
高金利通貨への長期投資は中途半端なところで買うとリスクが高いので注意する。
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↑は円インデックス。
円は変動相場制開始時から世界で最も低金利な通貨なのだが長期的に高値圏で推移している。
ここ数年の円安は金融バブルによって生まれたもの。
金融危機を受けて各国中央銀行は銀行証券会社を監督下に置いて徹底的にリスク規制しているので
バブルはしばらく発生しないだろう。
だから、たとえ株価が落ち着いても円キャリートレードはブームにならないだろう。
となると円インデックスは95年の高値をブレイクしていく方向かもしれない。