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【茶摘みの見舞い】 ○屋○江 (中日新聞家庭面・5月2日付 岐阜県関市 農業・76歳)
♪夏も近づく八十八夜… 茶摘みの季節になると、生涯忘れられない、大切な大切な思い出が蘇る。
30年ほど前、姑が入院し、毎日病院通いをして茶摘みが遅れ、少しの暇にも必死で茶摘みをしていた時、
友達が、「私はおばあさんのお見舞いに行っていないから茶摘みを手伝うわ」と来てくれました。
嬉し涙を必死にこらえ頭を下げ、 ≪ああ、こんな素晴らしい親友はいつまでも心に刻んで一生忘れない≫
と誓いました。公害もない、静かな山のふもとで消毒もせずに自分で作るお茶は本当においしいと思います。
山ではウグイスが美しい声で鳴いてくれます。 私もお返しに大声で歌ってやりました。
次の日からウグイスが鳴かなくなりました。 私の美声にはかなわないと思ったのか、
≪こんなうるさいバーバの所はごめんだ≫ と場所を替えたのか。 皆さんは、どちらだと思われますか?