10/01/22 16:18:02 0
私のつまらぬ身の上話のせいで、いろいろ物議を醸したようで相すみません。
うちの親は毒親ではないですよ。
発病当時は介護法はおろか、行政の手当ても宛てにできない時代でした。
ヘルパーもそう簡単には見つからない、当然自腹ですから、大黒柱の父（倒れたのは父）の収入がなくなった時点で月20万以上のヘルパー代を準備できませんでした。
施設なんて更に少なくて、なにより病院ですらぞんざいな扱いを受けていたので心配で入れられなかったと思います。
だから、家で面倒見るのは当然というより必然だったんです。
娘は私ひとりですが、下に弟がふたりいたので、できるだけ上の学校まで行かせたかった。
そうなると、どうして親にかける「お金」はなくなります。お金をかけずに使えるのは「マンパワー」だけでした。
だから、お姉ちゃんの私が頑張るしかなかったんですね････。
高校を卒業してすぐ就職、お昼は会社、夕方から朝まで介護、の毎日でした。
母は動けない父の面倒を内職しながら24時間見ていましたが、体力にも限界がありますから、丸投げにもできませんし。
苦ではなかったですよ、自分を育ててくれた大切な親ですから。
結婚話が出ると、両親は「うちはいいから、安心して嫁に行って欲しい」って言ってくれていましたし。
たけど、具体的なところまで話が進むと妙なもので、先方の親御さんが出てくるんです。
ほとんどが、別にお大尽の息子さんでもない、ふつうの家庭の息子さんだったんですけど、それを理由に大反対。不思議ですね。
で、話がなくなるたびに親を泣かせてきたので、その内結婚はおろか、お付き合いの話も家ではしなくなりました。
私もしない、親も切り出さない。
その内、親に少しボケ？が出てきて、私の年齢が25くらいで止まったまま十数年。
介護法が出来、行政もようやくケアを始めて間もなく、亡くなってしまいました。
今なら手厚くケアしてもらえて、もっと楽しい介護「される」人生もあっただろうに、と勿体無いね、なんて家族で話してます。