09/01/20 11:02:18 0
偽実家は、ウトが退職金を張り込んで造った自慢の家で
良い資材を使ったから100年でももつと、建築士とやらに保障されたらしい
和風の平屋で、息子が結婚するときは息子のローンで2階を増築、2世帯にする予定だった
(もっともウトメの想像する2世帯とは、単に2階に寝室とトイレがあるだけ)
しかし、結婚するとき「2階を作って住まわせてやってもいい」と言われた夫は
鼻先でスルー。そして遠距離に転勤。
それから20年、100年もつと言われた家は、
確かに造りは丈夫でビクともしないけど内装はどんどんボロくなっていく。
風呂場はカビだらけ、給湯も壊れたし、作りつけの空調も20年前のおんぼろ
バリアフリーなんて考えてなかったから、家じゅう段差がある
そこでリフォームを考えたけど、ヘタに自慢の家だから、ウトが壁を壊すな玄関壊すなと頑張って埒が明かず。
っていうか、退職金を使い果たしちゃったから、もう資金がない
年金があっても、年とって医療費がかかるもんだから全然余裕がない
ウトメ、家を建てたときは自分たちが老人になることをリアルに想像できなかったようだ
やがてウト死去。トメをどうするかが問題になったけど
老後は長男がなんとかしてくれるという人生設計だったウトの遺産は、わずかな貯金と家のみ。
使い勝手のいいマンションや有料ホームに入るなんて到底無理。
盛大に病弱なアテシをアピールするトメを、いずれ我が家で引き取ることになりそう・・・。
トメは「やがてこの家はあんたたちのものになるんだから」と上から目線だったが
夫に「こんな家いらねーよ! 俺は自分の家があるし、大体こんな田舎に戻る気ないし。
売るったって今時10畳の仏間があるような家売れないだろ。
丈夫な分だけ解体もやっかいだし、負の遺産だよ!」と叱られて凹んでた
こちらも迷惑だけど、はっきり厄介者と自覚せざるを得ないトメも不幸っちゃ不幸
子どもと同居し面倒を見てもらうのを前提の家づくりなんてロクなことにならない
長文の愚痴すみません