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同姓同名悪用 預金詐取で起訴
女「金沢市通知で犯行決意」
名前と生年月日が同じ女性の銀行口座から預金をだまし取ったとして、詐欺罪で逮捕、
起訴された金沢市の無職女(37)が、金沢西署の調べに対し、「市からの通知に他人の
口座番号が記載されており、犯行を思いついた」と供述していたことが29日、わかった。
市は確認ミスを認め、「名前も生年月日も同じ人が、同じ銀行に口座を持っているとは
思わなかった」と釈明している。起訴状によると、女は今年9月24日、同姓同名で
生年月日も同じ同市内の会社員女性になりすまし、市内の銀行で預金通帳を再発行させ、
窓口で現金約37万7000円をだまし取ったという。
市医療保険課によると、女は国民健康保険の保険料を滞納しており、口座を差し押さえる
ために同課が、名前と生年月日を銀行に告げて照会したところ、同一名義の口座が三つ
以上あることが判明。すべて女の口座と思い込んだ同課が、預金残高などから差し押さえの
対象に選び、女に通知した口座が、会社員女性のものだったという。
同課の塚本智靖課長は「今後は銀行と連携を取り、本人確認を徹底する」としながらも、
「今回のケースの場合、100%防ぐのは難しい。どうすれば回避できる問題なのか検討したい」
と戸惑いを見せた。
(2008年11月30日 読売新聞)
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