09/02/18 22:01:34 ZwbKkvpm0
>>56
「ホモありませんか？」
「ホモ…ですか」
ショップのお姉さんは店内をチラリと窺うと、やおらブラウスのボタンを襟口から外し始めた。
ちょ…一体何を？
そう思ううちにも、ボタンを外す手は止まらない。少しはだけた胸元に、柔らかそうな白い谷間が見えた。
ゴクリ…。
自分が唾を飲み込む音さえ、大きく聞こえる。
そこを凝視していた俺の手をいきなり掴むと、お姉さんは自分の胸元へ引き寄せた。
いや、正確には谷間へ突っ込んだ。
「わーーーーーーーっ！！」
当然、俺は動顛しまくった。なんなんだこれは。新手の美人局か？
と、柔らかな温かさに包まれた指の先に、コツンと当たるものがあった。
「ん…これは」
ゴソゴソとまさぐると、お姉さんが少し切なげに、眉を歪める。
ゴソリと引き出すと、それはSH-04Aのモックだった。いや、画面が機能している…ホットモックだ。
「今日は寒いので、懐にて温めておきましてござりまする」
「秀吉かよ」
ホカホカと湯気を立てそうなモックを片手に、俺は冷静に突っ込んだ。