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玩具・ゲーム大手のバンダイナムコホールディングス(HD)は2日、収益力の向上を目的とした
2011年3月末までの人員削減計画を発表した。不振が続く家庭用ゲームソフト事業子会社の
バンダイナムコゲームスで8日から26日まで、昨年12月末の従業員数の1割強にあたる200人の希望退職者を募集する。
さらにバンダイナムコHD本体や映像ソフト子会社のバンダイビジュアルなどでも早期退職を実施。
11年3月末までにグループ全体で現在7000人いる従業員の約1割に当たる630人を削減する予定だ。
人員削減に伴いバンダイナムコHDは、経営責任を明確にするため、05年9月のバンダイとナムコの合併以来、
社長と会長を務めてきた高須武男氏が2日に代表権を返上。これにより石川祝男社長が持ち株会社の単独の代表者となり、
グループの再生に向けて陣頭指揮をとる。
またバンダイナムコHDは同日、人員削減など事業構造改革に伴い10年3月期連結業績予想で、
最終損益が従来の85億円の黒字から一転して310億円の赤字(前期は118億円の黒字)になる見通しだと発表した。
バンダイナムコHDが通期で最終赤字に陥るのは合併以来初めて。
希望退職など人員削減関連の加算金支払い費用として約20億円を計上。
このほかバンダイビジュアルなど3社の完全子会社ののれん代の減損処理として125億円などを
特別損失として計上することが響く。
合わせて事業環境の厳しさを踏まえて10年3月期の連結売上高も従来予想より200億円低い
3800億円(前期比10・9%減)、営業利益も従来予想より140億円少ない10億円(同95・5%減)
に下方修正した。
同日発表した4~12月期連結決算は売上高が前年同期比10・4%減の2828億円、
営業利益が同76・3%減の47億円、最終損益が117億円の赤字(前年同期は90億円の黒字)だった。
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
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