10/03/10 17:14:59 /vP7GHUP
>>898
Fender Custom Shop
Senior Master Builder John T. English
来日インタビュー
URLリンク(www.ikebe-gakki.com)
IKB
ギターを製作する際の木材選びのポイントは?ボディ、ネック、フィンガーボードそれぞれ
について教えてください。
J.E. これはモデルによって違ってきます。
先ほどもお話しましたが、まずサウンドのイメージをしてから木材をセレクトします。
アルダーボディにローズのフィンガーボード、メイプルネックにアッシュボディなど
様々な選択がありますが、例えばスティーヴィ・レイ・ヴォーンのようなダークな
(暗いサウンドという意味ではなく、太いサウンドと解釈)サウンドなら、アルダーボディに
インディアン・ローズウッドのフィンガーボード、そしてプレーン・スワン・カット(板目)の
メイプルネックとか、よりブライトなサウンドを好むなら、アッシュボディにリフ・カット(追柾目)の
メイプルネック、クラプトンのブラッキーならアルダーボディにクオーター・スワン・カット(柾目)の
メイプルネックなど、ネックのカットによってもサウンドがさまざまなのです(ボディ材のカット
にも同じことが言えます)。ですから、まずサウンドをイメージして、木材を一つ一つセレクト
していきます。ボディ材の話になりますが、私が使用するアッシュ材などは、ラフカット前の
状態で3.5~4.0Kgのものをセレクトしてからラフカットして、ドライルームで調整した
3Kg前半の非常に軽量で良質なものしか使用しません。
フィンガーボードにしても、実際に指で叩きながら響きの良いものだけをセレクトしています。