10/07/11 22:46:52 gMZLOmK3
トイ3は、将来、退職やリストラにあう大人に向けて、
「幸せな第二の人生」が訪れるかもしれないという希望を抱かせたわけだが、
現実には、そんなものはありはしない。
非常に残酷な映画だな。
結局、夢を見させるだけ見させて、現実に立ち向かわせようとはしなかった。
トイ3のラストは、あれでよかったか?
大多数の大人の観客にとっては、あれが理想的なエンディングであることには違いない。
しかし、それは夢だ。だからこそ共感を呼んだ。人々は夢を求めたんだ。
興行的には、大成功だ。
逆に考えれば、ずる賢い映画。
他のもっと社会派で現実的な監督だったら、違ったエンディングを持ってきたかもしれないな。
たとえば、オモチャが放浪の旅に出る、倉庫で眠りに付く、ウッディだけが大学に行く、
しかし、どれも、かえって現実的すぎて、大人の観客には身につまされすぎる。
現実にはバッドエンディングしか待っていない。
それがわかってるからこそ、大人は、いや大人だからこそ、童心に帰って夢がみたいのだろう。