10/04/17 11:58:27 +wLGPLzh
二作目のシナリオは練り込みが足りなかった。
中途半端なネタを思いつくままぶち込んでつなげてつじつま合わせしただけ。
熟成されてないし、整理されてない。
はっきり言ってしまうと、話の主軸となっている詐欺師の部分は全部カットするべき。
受賞の空振りは残してていいけど、詐欺師のところは単にあざといだけだからカット。
逆に、日本橋のめぐりあいのシーンは、もう少しじっくり深めるべき。
特に、男の方の背景をもう少し説明しておく必要がある。
でないと、自分も既婚者だと、とっさの嘘をつく切なさを演出しきれない。
また、あそこ(=心理的な淡い不倫)のシーンを深めると、そのあとの八ミリ映写機のシーンも
自動的に深まる。というかそのものの持つ意味が深くなる。「ああ、やっぱり家族っていいのね」
あと、映画館のシーンや風呂場のシーンももっと工夫が欲しい。
表面だけなでるような描き方なら入れない方が、まだまし。
それと、最後にヒロミと一緒になる前に、借金をなんかの方法で解決処理しておけっての。
一作目が、どちらかというと「親子の絆」が主テーマだったけど
二作目は、「夫婦の絆」が主テーマ。。。。になりそうな勢いだった。
ただし、肝心の台本作家にその自覚が薄い。
一作目の焼き鳥、力道山、見えない指輪、家からの手紙のような衝撃的な感動シーンが
二作目には、ないのが残念。