09/07/20 14:45:53 zV47Ga1u
今日見てきた。
完全に前田の批評通りだった。
URLリンク(movie.maeda-y.com)
>……が、当然ながらそうした裏話と作品の評価は切り離して考えるべきだろう。撮影隊の
>苦労を追いかけたテレビ番組の特集を見てからでないと凄さがわからない映画、
>というのでは、やはり不完全というほかない。
>『劔岳 点の記』は、確かにその撮影風景を思えば「凄い」と思える映像が続出するが、
>実のところ、そうした観客の「親切な」想像力がなければ、さほどの驚きはない。
>それは、監督が「絵」を作ることに精一杯で、物語と調和させる事まで手が回らなかった
>事実にほかなるまい。これほどの素材がありながら、素材だけになってしまったように見えるわけだ。
例えば、柴崎が遭難に近い状況になった場面
猛吹雪の中、柱がなくなって地面にへばりついてるようになってるテントが映る
↓
温泉を何人かが出て行く場面が3秒くらい
↓
再びテントが映って「だいじょうぶかー」との声
救援隊は瞬時に遭難現場にたどり着いたのか?
救援隊が現場にたどり着くまでに、悪天候に阻まれてなかなか進めなかったりとか、テントの
中で必死に耐える柴崎の表情とか、そういうのを場面を入れないとダメだろ。
前田以外の評論家はあんまり厳しい評価はしてないみたいだけど、ずっと日本映画のために
頑張ってきた人の69歳での初監督てことで甘くなってるんじゃないの?