09/06/13 20:12:49 TbJnVh1n
>>826
三島由香が言ったように、鷲津と劉は決定的に何かが違うよ。
鷲津はもともとは、中小企業(三島製作所)のおやっさんと仲良く出来る人間だった。
が、しかし、貸し渋りによって自殺に追い込んだという自責の念に駆られている時に
芝野に言われた言葉によって、何かが変わり「ハゲタカ」の道へと進んでいった。
で、芝野と対決したり、過去の出来事を思い起こさせる三島由香を再び出会うことによって、
再び過去の自分を思い起こし、人間性を何とか取り戻したと言える。
それに対し、劉は金儲けをしたいがために、出生を偽ってまで「誰かになる」ことによって、
つまり自分を捨ててまで金儲けを優先した人間。
玉山が演技してなければ、ただのクズだよ。
ということで、鷲津が最後に劉の出生地に行った場面は不要だったな。
でも、全体的に良く出来た映画だったよ。
NHKは、必ずこの映画を地上波で放映すべきだね。