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民放が自局製作映画の宣伝だらけになる非常識
日刊ゲンダイ(06月12日10時00分)
テレビ局絡みの映画の宣伝に歯止めがかからなくなっている。
先頭を走ったのはTBS製作、佐藤隆太主演の「ROOKIES―卒業」。情報番組、バラエティー、トーク番組などに出演者が連日、登場して宣伝を行った。この効果は抜群で「ROOKIES」は今年最大のヒットになっていて、興収予想は80億円超という。
また、これに続くフジテレビ製作の織田裕二主演の映画「アマルフィ 女神の報酬」が7月半ばに公開されるが、これも深夜番組などで宣伝を始めていて、民放の夏は映画宣伝だらけになりそうな雲行きである。
「この手のPR作戦はフジの十八番で、局には以前、番宣への批判が寄せられ、控えめにする傾向が出ていた。しかし、開き直っているTBSを見ていたら“自分たちもやるしかない”と考えるでしょう。」(マスコミ関係者)
今は明らかに行き過ぎた状態で放送ジャーナリストの小田桐誠氏も「私が教えている大学の学生ですら“テレビ局はあそこまで番宣をやっていいのか”というほど。
映画による放送外収入を増やしたいのはわかるが、異常な状態です。いずれ視聴者の方から見限ると思うけど……」と語る。
民放が目を覚ますのはいつになるのか。