09/06/27 03:22:42 Mqra3LCU
>>330
ミヒャエルは
小さな朗読者であったユダヤ人少女たちと重ね合わせて
自分もガス室に送られただろうか?と想像したり
愚かな見栄で嘘をつき続けるくらいだったら
読み書きを学ぶこともできただろうにと思ったり
・彼女にとっての自己演出は刑務所何年分もの価値があるわけだ
・何を恥じるべきかどうかの話じゃない
被告が恥ずかしがっていることが問題
等々かなり葛藤して
旅に出、その後、正義を為そうと裁判長にまで会うが
結局なにも言い出さなかった
「それでよかったと感じた、ぼくはまた日常生活に戻っていける
これからも生きていけると思った」とある
とりあえず解放されたと感じたようだけど
保身というより、どちらを選択するか決断できなかった自分に言い訳して
納得しようとしたみたいだ