愛を読む人at CINEMA
愛を読む人 - 暇つぶし2ch260:名無シネマ@上映中
09/06/24 15:51:53 6nBjQbay
マイケルの心情については、オレ自身が人に心を開かないタイプの欝持ち人間だけに、
勝手に重ね合わせてスゲー納得できたw。

最初の無駄に思えるシーンは、大人マイケルがそういう難しい性格の人間だと、女を通じてまず説明させたんだと思う。
で、少年マイケル時代のハンナとの強烈な体験と、一方的な突然の別れ、思わぬ形での再開、裁判での葛藤等によって
父親の葬式にも出ない、嫁にも娘にも心を閉ざす、偏屈な大人マイケルが形成させる過程を描いていると。

しかしそういう人間でも変わりたいとか、人の役に立ちたいという願望はあるんだよな。
そのために何らかのアクションを起こしたりもする。でも気まぐれで臆病なのよ。
相手から一定ラインを超えてなつかれたり、いろいろ要求されたりするとそれがストレスになって鬱陶しくなってくる。
手紙をしまって引き出しを蹴飛ばすシーンには、その辺の苛立ちが良く現われてるし、
刑務所で踵を返すシーンもその臆病な性格ならでわという気がする。

婆ハンナとの再開の時の冷たい反応も、そういう人種としてはまさにあんな感じなんだろうと思う。
ハンナのことはずっと忘れられずに心の中に渦巻いていたのに、同時に距離を置きたい気持ちもあり、
自分からテープを送ったのに結局フェードアウトしてしまった後ろめたさもあり。素直に抱きしめたりは出来ない。
しかし出所後の準備はいそいそとやったりもする。

その後ハンナに死なれ、あらためて気づいた存在の大きさと、自分への後悔で大泣きし、
NYでユダヤ婆に合い、誰にも言わなかったハンナとの関係を告白し、
ハンナという人間を一部受け入れてもらえたことで、マイケルもようやく呪縛から解放されたのかな?

で、最後に思い出の場所にあるハンナのお墓参りに娘と行き、ハンナとのことを話すと。
いい映画じゃないですか!


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