09/07/04 23:16:51 s1RSfuRO
最近、周りのスタントマンが行ってる現場（日本ですよ）で「マジ当て第一主義」の現場があって、
毎日のようにスタントマンの鼓膜が破れたり、骨折したりと病院送りになってるらしい……。
マジ当てといえばよく「香港のは全部当ててるでしょ？」とか言われる。
実際には、ちょうど接触する１cm前後で力を調節したり、実際に顔面に当てるときでも、お互いが力をうまく逃がす技術があるのでそんなに痛いことにはならない（カメラマンもうまく拾ってくれるし）。
逆にそう聞かれるということは、「実際に当ててるように見える」ということだ。映画はこれが最も大事！
「現場は安全で、なおかつ撮ったものが危なく見える」もしくは「現場での行為以上に危険に」ということ。
サモ・ハンやドニーなんかも確かにここ一番では実際にガツーン！と当てるが、それがわかるような衝撃的な撮り方をする。
問題は今一部で流行ってる「マジ当て」というのは、ただマジ当ててるだけということ。
作り手の完全な自己満足。現場では盛り上がるかもしれないが、それが「映像」として伝わってこないのでは意味がない。現場のガマン大会で終わってるだけでは、もったいない。
スタントマン出身の人間として言わせてもらうと、別に殴られても構わないが、殴られ損はカンベンしてほしい。
本当にマジ当てしてるんなら、マジ当てしてるように撮ったらんかい！
以上、「映画秘宝」09年１月号に載った、谷垣健治氏の連載コラムより。
作品名は出してないけど、「ハイキックガール」のことでしょう。
今までも指摘した人が数人いたけど、
自分の撮り方とアクション演出がものすごく下手すぎるのことを西氏は理解してほしい。
（ちなみに、谷垣氏はジージャーとも仕事してたりしてるし、
「マッハ」に始まるタイのマジ当て映画も評価してる）
>>221
このインタビューで、西氏がどういうニュアンスでこのことを発言したのかわからないけど、もし現場が危険なのを自慢げに話してたとしたらいかがなものかと思う。
怪我人が出るのは、単純に現場をしきる人間が無能で、なおかつ攻撃する側の人間が下手くそってことなわけだし。