10/07/28 08:49:14
パソコンや電子端末を活用した小中学生向けの電子教科書の普及を進めるため、産学協同の
コンソーシアム「デジタル教科書教材協議会」(会長・小宮山宏三菱総研理事長)が27日、
発足した。
ソフトバンクやマイクロソフト、中村伊知哉慶大教授らが発起人となり、毎日新聞社のほか
情報通信、教育関連企業など70社が参加。教育現場での実証実験などを行い、課題の整理や
政策提言などを行う。
この日は発足を記念してシンポジウムが開催され、「原口ビジョン」の中で電子教科書推進を
掲げている原口一博総務相が「電子教科書を単に紙の教科書をデジタル化したものとは考えて
いない。電子教科書の可能性の扉を開いてほしい」と要請した。
ソフトバンクの孫正義社長は「民主党の子ども手当のうち、月額280円ですべての小中学生に
電子教科書を配布できる」と持論を展開した。
協議会では、デジタル教科書の端末やコンテンツなどを検討する「未来モデル委員会」、
ビジネスモデルを検討する「普及啓発委員会」などを設置する。毎日新聞社は同協議会の
活動の一環として、ソフトバンク、セガ、富士通などと、次世代の学習環境に適した電子教材の
あり方を検討するワーキンググループの設置などに取り組む。
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(左から)小宮山宏三菱総研理事長、藤原和博東京学芸大客員教授、孫正義ソフトバンク社長
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