10/07/21 08:37:10
７月20日（ブルームバーグ）：米コンピューター・電子機器メーカー、アップルの
2010年４－６月（第３四半期）決算は、前年同期比78％増益となった。
新製品のタブレット型コンピューター「ｉＰａｄ（アイパッド）」や最新バージョンを最近投入した
多機能携帯電話「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」に対する需要の好調が背景。
20日の発表資料によると、純利益は32億5000万ドル（約2800億円）で、１株利益は3.51ドル。
前年同期は18億3000万ドル（１株当たり2.01ドル）だった。ブルームバーグがまとめた１株利益の
アナリスト予想平均は3.11ドルだった。
売上高は前年同期比61％増の157億ドルとなり、アナリスト予想平均の147億ドルを上回った。
アップルの株価は時間外取引で上昇した。
第３四半期決算は４月３日発売のｉＰａｄの需要を測る最初の判断基準となった。
同社は映像や電子書籍、インターネット接続などの機能を備えたｉＰａｄを327万台販売した。
コンピューターの「マッキントッシュ（マック）」やｉＰｈｏｎｅの販売台数も
一部のアナリスト予想を上回った。
スティーブ・ジョブズ最高経営責任者（ＣＥＯ）はさらに新製品を年内に投入する方針を明らかにした。
グリーチャーのアナリスト、ブライアン・マーシャル氏は
「突出した四半期業績であり、事業全般に好調だった」と述べ、
「ｉＰａｄ発売でマックやｉＰｈｏｎｅなどの他の同社商品の売り上げが犠牲になるとの弱気論は、
今回の結果で否定された」と指摘した。
アップルの株価は決算発表を受けた時間外取引で一時4.4％上昇した。20日のナスダック市場の
通常取引では前日比6.31ドル高の251.89ドルで終了。年初からは20％上昇している。
■ベストセラー
ｉＰｈｏｎｅの販売台数は840万台で、売上高は53億3000万ドルに上り、製品別売上高では
２四半期連続トップとなった。
マックは347万台、携帯デジタルメディアプレーヤーの「ｉＰｏｄ（アイポッド）」は941万台。
サンフォード・Ｃ・バーンスティンのアナリスト、トニ・サコナギ氏の予測では、
ｉＰａｄの販売は320万台、ｉＰｈｏｎｅは750万台、マックは340万台、ｉＰｏｄは1010万台だった。
粗利益率は39.1％となり、第２四半期の41.7％から低下した。同社は４月、ｉＰａｄの
「極めて積極的な」価格設定が原因で第３四半期の粗利益率は約36％に低下するとの見通しを
示していた。
７－９月（第４四半期）については、売上高は約180億ドル、１株利益は約3.44ドルになるとの見方を
示した。アナリスト予想平均では、売上高は170億ドル、１株利益は3.83ドルと見込まれていた。
パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏によると、アップルの業績予想は通常、
アナリスト予想を下回ることが多い。過去16四半期の会社側予想は、売上高がアナリスト予想を３％、
１株利益はアナリスト予想を12％、それぞれ下回っていたという。
ソースは
URLﾘﾝｸ(www.bloomberg.co.jp)
関連スレは
【投資】アインホーン氏がアップル株取得 成長見通しは過小評価と判断［10/07/20］
ｽﾚﾘﾝｸ(bizplus板)l50
等々。