10/07/12 09:05:15
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URLリンク(jp.reuters.com)
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[ロンドン 9日 ロイター] 家電メーカー各社が力を入れる3Dテレビは、早ければ2年以内に
家庭でのテレビ視聴の主流となる可能性がある。
サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でも注目を集めた3Dテレビだが、今後も
大きなイベントを通じて消費者の関心が高まるとともに、販売価格は下落することが予想される。
家庭での3Dテレビ普及には、専用メガネの存在が障害になるとの見方は多い。
また、3Dテレビが実際に店頭に並んでからは、まだ数カ月しか経っていない。
しかし、過去に登場した「最新テクノロジー」よりも早く普及が進むと思われるいくつかのポイントが
ある。
まず、家電メーカー各社は過去には「VHS」と「ベータ」、最近では「ブルーレイ」と
「HD DVD」などに分かれて陣営争いを演じてきたが、3Dテレビでは今のところ、
そうした規格戦争の心配はない。
消費者は機器を購入する際、将来的に無駄な買い物になってしまうことを心配せずに済み、
HDMIケーブルでセットトップボックスやテレビを接続すれば、簡単に3D映像を楽しむことができる。
新しいテクノロジーはしばしば、「ニワトリが先か卵が先か」という議論に陥ることがある。
消費者はコンテンツが充実するまで機器の購入を控える一方、コンテンツ制作は機器が普及するまで
本格化しないという図式だ。
しかし、韓国サムスン電子などが発売している3Dテレビには、2D映像をリアルタイムに
3D映像に変換する機能が搭載されており、消費者は3D専用コンテンツの拡充を待たずとも、
飛び出す映像を楽しむことができる。
欧州の家電小売り大手DSGインターナショナルによると、サッカーW杯南アフリカ大会に向けた商戦で、
テレビの販売台数は「3D効果」により前年比50%増の伸びを見せたという。
コンテンツ面では、2D映像から3D映像への変換を手掛ける印プライム・フォーカスなどの存在が、
映画制作会社の設備負担軽減に寄与するとみられる。
また、米テキサス・インスツルメンツ(TI)や米ブロードコムが提供する半導体の画像処理能力が
飛躍的に向上していることも、3D映像の一段の普及を後押しすると指摘されている。
-続きます-