10/07/09 04:29:12
富士重工業の「サンバー キャンピング仕様車『旅人(たびと)』」が“車中泊”ファンの心をつかんでいる。
インターネット上のブログや交流サイトなどファンの口コミによって「スバルが作った軽キャンピングカー」は瞬く間に評判となり
架装を手がける桐生工業(清水一良社長、群馬県桐生市)には通常の5倍を超える問い合わせが殺到しているという。
熟年層を中心に近年高まりを見せる軽キャンピングカーの需要。
手頃な車両価格や広すぎず狭すぎない夫婦2人の空間を確保できることなどが人気を呼び、多くの架装事業者が軽キャンピング
カーの製造・販売に乗り出している。
この車中泊ブームを受け、富士重は約1年前からサンバーをベースとする軽キャンピングカーの開発に着手。
今年5月からサンバーの特装車シリーズとして「旅人」の販売を開始した。
旅人にはサンバーバンをベースとする「スタンダードパッケージ」とサンバーバンディアスをベースとする「スペシャルパッケージ」
の2グレードを用意。
スペシャルパッケージは、前席側まで回り込む組立式の拡張ベッドにより、大人4人が寝られる広い就寝スペースを確保した。
収納トレイ付きのスライドデッキはリヤ側のベッド兼用で、車外に引き出し可能なシャワーヘッド付きギャレーやリヤゲートテント
(防虫ネット付き)も装備し、バーベキューやキャンプなどさまざまなシーンで活用できる仕様となっている。
スタンダードパッケージはベース車両プラス24万6750円、スペシャルパッケージはベース車両プラス65万1千円と割安感のある
価格設定。「お求めやすさも旅人の訴求ポイント」(富士重工業スバル国内営業本部マーケティング推進部)とし、年間120台の
販売を目指す。ターゲットユーザーはスタンダードが熟年層、スペシャルがファミリー層を想定している。
受注状況としては「まだまだこれから」(同)というものの、スバルディーラーで取り扱う一年保証付きの“メーカー製軽キャンピング
カー”は消費者から高い注目を集めている。
今後は、イベント出展やディーラーでのデモカー展示なども検討しており、さらに旅人の露出度を高めていく。
「レガシィ、フォレスターなどのラインアップにより『スバルはアウトドアに強い』というイメージを持つお客さまも多い」(同)ことから
ブランドイメージを生かした販売戦略を展開していく考えだ。
▽ソース:日刊自動車新聞 (GAZOO.com) (2010/07/06)
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