10/07/07 20:45:54
日本オート・キャンプ協会が7日発表した白書によると、2009年のオートキャンプ人口は
前年比6.3%増の750万人とあなり、13年ぶりに増加に転じた。
土日祝日の高速1000円乗り放題に加え、景気低迷が長期化する中、“経済的なレジャー”として
再認識されたようだ。
参加人口はアウトドアブーム真っ盛りだった1996年の1580万人をピークに年々減少。
08年は705万人まで落ち込んだ。
09年の利用者で目立ったのが、初心者だ。キャンプ経験年数を調べたところ、
「1年」が前年より5ポイント多い23.4%を占め、全体の約6割が「5年以下」だった。
年齢については、30~40代が全体の80.2%。同行者は「子供」が73.7%と最も多く、
子育て世代から高い支持を得ている。
1泊2日あたりの平均キャンプ費用(ガソリン・高速代、キャンプ場使用料、食材費など)は
2万736円で、前年から1000円近く減少。高速道路乗り放題が低予算化に貢献した。
利用した車はミニバンなどのワンボックスカーが最も多く、52.4%。キャンピングカーは
4.6%に止まったが、軽自動車を改造した安価なモデルなどは増えているという。
一方、テントなどキャンプ用品の市場規模は前年費4.0%増の425億円。
入門者向けのテントや寝袋などのセットや低価格商品が増えた。
また、オートキャンプ全体の市場規模は2150億円に上った。
キャンプ人口の今後の見通しについて、同協会の明瀬一裕常任理事は
「自然の中で親子のきずなを取り戻したいという家族や開放的な気分を味わいたい都市居住者は多い。
そうした潜在需要が『高速1000円』などで顕在化している」と、プラス基調の継続に期待を示した。
参加人口は同協会が全国のキャンプ場の稼働率などから推計した。
オートキャンプはキャンピングカーでの宿泊だけでなく、車で移動し、テントやロッジなど
屋外に滞在する旅行を含んでいる。
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