10/07/03 20:06:29
世代間の構造的・感情的な対立はいつの世でも避けられないものだが、
経済界の大物の発言が、ネット住民の強い反発を招いている。
これは元・伊藤忠社長の丹羽宇一郎氏(71歳)が『AERA』誌上で発言したもの。
最近、『負けてたまるか! 若者のための仕事論』(朝日新書)という本を出し、
「アリのように働いて失敗と挫折を繰り返せ」と書き記した丹羽氏は、
精神科医・香山リカ氏(49歳)との対談で、
「最初から楽しい仕事なんてないし、最初から自分に合った仕事が見つかるなんてめったにない」
「5年、10年は『アリのように働け』と言うんです。でも、辛抱強く5 年働ける若者は、だんだん少なくなってきています」
との自説を披露した。
しかし、ロスジェネ世代が中心のネット住民にこんな意見はほとんど「火に油」。
2ちゃんねるにこのネタが「投下」されると、またたく間にスレッドは伸び、
「今日よりも明日が良い日である事を信じる事ができた時代と一緒にすんな」「非正規雇用で5年働いても・・・」
「辛抱強く働いて、再就職できない半端な年齢で首を切られる人生」「毎日コキつかわれて、気が付くとオッサンになってて人生終了」
「これから40年、なにも変わらないということを忠告しておくわ」と、際限のない不満とあきらめの声が渦巻いた。
正直なところ、丹羽氏の発言はそれほど極端なものとも思わないが、上記の書き込みが日本の現状の一端を
表しているのもこれまた事実。ただ、ネットの世界では世代間論争が成立せず、「これから働く側の意見」だけが
大勢を占めるあたりが、ネット住民(≒ロスジェネ)の不満の大きさをそのまま表しているのではなかろうか。
URLリンク(news.livedoor.com)
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