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ディスカウントスーパー大手のトライアルカンパニー(本社福岡市)が来夏、釧路市の益浦地区と釧路町東陽団地に
生鮮食料品や日用雑貨などを扱う大型スーパー2店舗を出店することが2日、分かった。
同社では益浦地区の出店予定地を所有する太平洋興発(本社東京都)と6月30日に基本合意書を交わし、近隣町内会や
商店会への説明も済ませた。また、東陽団地の出店予定地も近く購入する予定。同社の道東進出は初めて。
同興発が2日、本紙の取材に対し、明らかにした。トライアル社が出店するのは同市益浦1と同町別保原野南25線の2カ所。
益浦の用地は同興発が所有し、国内流通大手のイオン(本社千葉市)が一時出店を計画していた用地。同市は2008年
この土地を床面積1万平方メートル以下の商業施設が建設可能な「第2種住居地域」に用途を変更したが、出店計画は頓挫。
同興発ではその後も新規出店者を求め、道内各流通業者と折衝したが折り合わず、本州資本に売り込みを掛けたところ
道内での新規出店地を求めていたトライアル社と合意した。
同興発によると、益浦の用地は1万6529平方メートル。生鮮食料品をメーンに日用品や医薬品、カー用品などを扱う
「スーパーセンタートライアル」(平屋建て・店舗面積6611平方メートル)を核に、付随するアパレルや雑貨などの専門店
飲食店などでショッピングエリアを形成する。開業は来年6月ごろを予定、土地と建物は同興発が所有する。
一方、別保原野の用地は同興発のグループ会社が所有していた1万5200平方メートルの敷地に、店舗面積5600平方メートル
の店舗を新設。こちらは、土地、建物ともにトライアル社が所有。
同社はこれまで居抜き物件を主体に出店してきたが、道内で新たに建物を建設し出店するのは、初めてのケースとなる。
開業は来年7月ごろの予定。
同社は1974年創業のディスカウントスーパー大手で、郊外型総合販売店の「スーパーセンター」など6つの形態のスーパーを
運営。道内では2008年に食品スーパーの「カウボーイ」と提携し、今年1月には同社を吸収合併。
低価格の商品を大量に販売するスタイルで店舗を運営し、道内では札幌市内を中心に10店舗、道外では国内外に106店舗を
展開している。同社では「今後も道内に出店していきたい」としている。
▽ソース:北海道ニュースリンク (2010/07/03)
URLリンク(www.hokkaido-nl.jp)