10/07/20 02:18:28 Q+aNU7HR
「金融腐蝕列島」書いた高杉良は正しかったな。
「金融腐蝕列島 完結編 消失(角川文庫)」の下巻の冒頭にも、主人公たちの会話にこういう一節がある。
* 「村木豪(木村剛がモデル)の”東洋振興銀行(日本振興銀行がモデル)”どう思いますか。
* 昨日の夕刻、日銀の金融記者クラブで『リスクの高い中小企業に無担保・無保証で資金を貸す
* 日本初の銀行』と勇ましく息巻いたそうですけど」
* 「村木は竹井(竹中平蔵がモデル)のブレーンだが、拝金主義の権化みたいな男だろう。一儲け
* 企んでることは見え見えだが、”東洋振興銀行”は早晩破綻するだろうな。5~15%の金利を
* コンセプトにしている新銀行が成り立つわけがない。竹井と子分の伊東達夫(自民党の元衆議院議員で
* 現在は落選中の伊藤達也がモデル)や村木の三人が、デフレ不況下でハードランディングを
* 強行して、この国の経済、金融をガタガタにしたことをメディアがまったく問題にしないのは、
* 不思議でならないよ。竹井は『競争促進を通して消費者の利便が高まればインパクトは大きい』
* と、エールを送っているそうだから、申請即認可に近いような裁量行政をやるに決まっている。
* 村木は墓穴を掘ったな」
* 「同感です。村木は金融庁の顧問を降りましたが、影響力は副大臣の伊東を通じて残せると
* 思っているのかもしれませんよ。それにしても、中小企業向けの貸出金利が2~5%の時代に
* なにを考えてるんでしょうか。村木以外の新銀行幹部の顔ぶれを見ても、バカバカしいって
* いう感じしかしません」
* 「ゴミみたいな新銀行のことなんかどうでもいいが、金融庁は新銀行を厳格検査するはずがない。
* 都知事も、新銀行の創設を考えているようだが、両行とも早晩行き詰るだろうな」
: ry