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「経済成長率を高めるため、一層のプロ・アクティブな改革が求められるが、特に労働分野に関しては、
この国における最大の格差、正規労働者と非正規労働者の間の不平等を解消する「労働ビッグバン」が求められる。
具体的には、正規労働者と非正規労働者がそろって、社会保険、医療保険や年金に加入できるシステムを早急に構築しなければならない。
そのためには経済界は応分の負担を強いられ、また労働組合も既得権益を捨てる覚悟が必要だ。
同一賃金、同一労働に基づく労働の最適配分こそ、経済成長の基礎となるからである。
同時に税制改革、特に起業家をインキュベートするエンジェル税制の立ち上げや、資本市場の整備も望まれる。」(竹中平蔵)