10/06/21 16:37:06
インターネットで英会話レッスンを提供する業者が急増している。
割安感があり、自宅で気軽に始められるとあって、英会話教室に通っていた生徒層の
一部も取り込んでいる。激安をうたう業者が多いが、受講に不安はないのだろうか。
ネットで「オンライン英会話」を検索すると、100を超えるサイトがずらりと並び、
「25分125円から」「1回100円」などの宣伝文句が躍る。
「ECC」「イーオン」など大手スクール系はごく一部で、ネット専門の業者がほとんど。
特に目立つのが、フィリピンなどアジア人が講師を務めるサイトだ。
ネット英会話の国内最大手は、07年10月創業の「レアジョブ」(本社・東京都渋谷区)。
夜間と週末午前中だけの開講だが、1日50分の個人レッスンを毎日受けても月額8000円。
大手既存校の1回の料金と同程度だ。女性講師をそろえて男性会員らを集め、生徒数は
現在約3万人と急成長している。
同社によると、安さの理由は人件費や設備費。講師は、英語が堪能な国立のフィリピン大学の
学生か卒業生を現地で採用しているという。講師の自宅と受講生をインターネットで結ぶため、
人件費は日本の1~2割程度。教室の家賃は不要で、通信ソフトはフリーウエア「スカイプ」を使用。
教材も市販のテキストを多く活用している。会費はオンライン決済でき、利用者は自宅から
一歩も出ずにレッスンが始められる。
千葉県船橋市の会社員、山崎万由美さん(30)は以前はスクールに通っていたが、
昨年11月からネット受講に切り替えた。「3年間で100万円以上払っていたのを思うと、
コストパフォーマンスが良い。外国人と直接向き合う楽しさは減ったが、毎日話せば会話力は上がる。
ただ、全く英語が分からない人には難しいかも」と話した。
一方、先行業者は安売り路線と一線を画す。米国人らを講師にする世界最大手の
「イングリッシュタウン」は、00年から日本でも開業。個人レッスンは月4回で1万8000円だ。
「オンラインでは受講者と対面しない分、質の高い講師が必要。教材開発も含めコストがかかり、
ぎりぎりの価格設定」という。
02年にネット進出したECC(本社・大阪市)も、個人レッスンは月4回で1万5000円を超える。
教えるのは主に既存校の講師。「日本人に合った指導法を研究し、講師に徹底している。
独自のサーバーや教材の開発にも力を注ぐとそれほど安くできない」。
一方で今月から、「50分300円から」の廉価なグループレッスンを拡大し、激安業者に対抗している。
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