10/06/17 10:22:50
ソースは
URLリンク(japan.cnet.com)
URLリンク(japan.cnet.com)
[1/2]
東京工業大学は6月16日、記者会見を開催し、11月の稼働開始を目指している次期スーパーコンピュータ
「TSUBAME2.0」について、概要を説明した。目標とする性能は2.4ペタフロップス(ピーク性能)。
メンテナンス費用も含めた調達コストは32億円で、NECと日本HPの企業連合が受注した。
東工大は2006年4月に前世代のスーパーコンピュータ「TSUBAME1.0」を稼働。
デュアルコアOpteronを5240個使用したPCクラスタ型になっており、この時の性能は80テラフロップス
だった。
2008年10月には、アクセラレータとしてGPUを追加した「TSUBAME1.2」にバージョンアップしたが
(性能は170テラフロップスに向上)、当初からすでに4年が経過しており、全面的なリプレースの時期を
迎えていた。
TSUBAME2.0は、Intel製CPUによるスカラー演算と、NVIDIA製GPUによるベクトル演算を組み合わせた
混合アーキテクチャのスーパーコンピュータ。ピーク性能は2.4ペタフロップスとなり、これは今現在、
日本国内の全スパコンを合計した性能よりも上になる。
Linpackベンチマークのスコアは1.4ペタフロップス程度になる見込みで、世界一には届かないものの、
トップクラスの性能になる(前回のTOP500で見ると2位)。
■スパコンランキングではなく実アプリの性能を重視
TSUBAME2.0の計算ノードは、並列計算用の「Thin計算ノード」(1408ノード)、
大容量メモリを用意した一部アプリケーション向けの「Medium計算ノード」(24ノード)と
「Fat計算ノード」(10ノード)で構成。
主に使われることになるのはThin計算ノードで、こちらには最新のFermiアーキテクチャGPUを採用した
NVIDIAの「Tesla M2050」を搭載した。このThin計算ノードは新規に開発したもので、日本HPより
9月ころ製品化される予定だ。
-続きます-