10/06/17 08:36:11
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就職氷河期の再来といわれるなか、2011年春に卒業予定の大学4年生を対象にした企業説明会で
空席が目立つ。
予約が殺到し、短時間で定員に達するのに、当日、ドタキャンする就活(シューカツ)生が
相次いでいるためだ。なぜなのか―。
大阪市淀川区のホテルで5月下旬にあった中堅住宅機器メーカーの説明会。
全席埋まらぬまま、担当者の話が始まった。
同社は説明会の1カ月前、約4千人の学生に予約受け付けの開始を知らせる電子メールを送付。
大阪会場は1日に3回(各170人)に分けての開催だったが、いずれも開始後2時間足らずで
定員になった。数日かかった例年より、出足が早かったという。
しかし、当日の参加者はそれぞれ87、86、93人。
同社は参加できない場合、事前にキャンセルの手続きをするようメールで再三伝えていたが、
当日、断りなく欠席した学生が半数近くに上った。
このため、多くのキャンセル待ちの学生が参加できなかったという。
同社の人事担当者は「欠席を見越して多めに予約を受けることも考えたが、参加者が多くなって
学生に立ってもらうのも失礼。うまく席を埋めるのは難しい」と戸惑う。
ほかの企業も同じ経験をしている。
「予約受け付け開始3分で定員になったが、当日、空席ができることもあった」(三井物産)、
「100人規模の説明会の予約は半日で埋まるが、出席率は7割前後」(近鉄エクスプレス)という。
毎日コミュニケーションズ(東京)の就職情報サイト「マイナビ」の土山勇副編集長は、
予約殺到の一方でドタキャンが相次ぐ理由について、
(1)携帯電話で簡単に予約できるようになった
(2)厳しい就職戦線への危機感で、興味のない業種でも、とりあえず予約する学生が増えた
―などと分析する。
関西大学経済学部の男子学生(21)は早く内定を取りたくて、志望度の低い企業でも説明会を
予約している。「後れを取らないように、2時間に1回は就職情報サイトを携帯電話で確認し、
企業説明会の受け付け開始がわかったら、間髪入れずに予約を入れるようになった」という。
。ある人事担当者は「ドタキャンされては、キャンセル待ちの学生が参加できない。
本当に説明会に来たい学生も、企業も困っている」と嘆く。
-以上です-
シューカツ生のドタキャンで空席が目立った企業説明会=大阪市淀川区
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