10/06/04 15:39:16
仮眠もとれない長時間労働やサービス残業を改善してほしい―。
大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(本社・東京都)で働くフロント社員らが
「東横イン労働組合」を結成し、3日、深夜の休憩確保や労働時間に見合った
時間外手当の支払いなどを求めて会社に団体交渉を申し入れた。
東横インの社員らを対象にした無料電話相談も各地で受け付ける。
労組を立ち上げたのは、大阪市と兵庫県尼崎市の店舗で働くフロント社員と退職者ら
女性十数人。同社にはこれまで労組はなかった。
委員長の三田(さんだ)圭子さん(39)は、大阪市内の店舗でフロント業務を担当。
忙しい時期には一晩で150人を超す宿泊客を受け入れる。
しかし深夜のフロント勤務は1人のみ。飛び込み客や客室からの電話の対応などで
「休憩や仮眠がとれないのは当たり前」という状態が続いたという。
三田さんは「『1人体制では無理』とずっと訴えてきた。
だが上司も会社との板挟みで何も変わらず、労組をつくるしかないと思った。
火災など緊急時の対応に不安がある。従業員の健康とお客様の安全を守ってほしい」
と語る。
会社への要求には、スタッフ増員のほかに、出産・育児をする社員が働き続けられる
育児休業の保障などを盛り込んだ。
労組結成を支援した大阪全労協・ゼネラルユニオンの山原克二委員長は
「各地で同じ労働問題が起きているはずで、全国約200店舗で働く社員にも加入を
呼びかけたい」と話す。
東横イン広報部は
「申し入れを受けたばかりでコメントはできないが、労働法を守ってきちんと対応したい」
と話している。
ソースは
URLリンク(www.asahi.com)
東横イン URLリンク(www.toyoko-inn.com)