10/05/29 16:14:07
石油元売り最大手の「新日本石油」などは、微生物のミドリムシを原料にして
航空機向けバイオ燃料の開発を進めることになりました。
新日本石油は、航空機向けのバイオ燃料として
8年後をめどに事業化の可能性について検討を進める方針です。
サトウキビなどを原料とするバイオ燃料は、
地球温暖化対策の1つとして日本でも導入が進められていますが、
食料価格の高騰を招くなどといった影響も懸念されています。
このため新日本石油などは、微生物のミドリムシの培養技術を持つベンチャー企業に出資して、
ミドリムシを原料にバイオ燃料の共同開発を進めることになりました。
ミドリムシは、農作物とは異なり、1年を通じて大量に培養できるうえ、
体内の細胞から抽出して得られる油分は航空機向けのジェット燃料と構造が似ているということです。
新日本石油は、航空機向けのバイオ燃料として8年後の2018年度をめどに事業化の可能性について検討を進める方針です。
新日本石油の松村幾敏副社長は「石油から作るジェット燃料と同等のコストにすることが今後の課題だ」と話しています。
ソース:NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)