10/05/25 23:33:31
人材育成コンサルティングの レジェンダ・コーポレーションは、2011 年4月入社を希望
する学生の就職活動について調査を行った。
4月までに内々定を受けた割合は全体で56.0%、理系の学生が67.8%、文系が45.9%とな
り、文系と理系の間で21.9ポイントの差が開いた。昨年比で見ると、理系は6.9ポイント上
回ったのに対し、文系は10.3ポイント下回る結果となった。
文系と理系の差を軸に内々定を受ける学生と受けていない学生の二極化が生じている。
また、4月時点で内定を持つ学生のうち、62.2%が4月上旬以降に内々定を獲得した。
昨年より内々定の時期が4月以降に集中し、さらに文系は4月上・中旬に短期集中して
いることがわかった。
■一段と厳しい状況に
調査結果を受け、同社セールス&マーケティンググループの中津川知江氏は次のように分析
する。
「2011年の大卒の求人倍率は昨年よりも下がっているが、理系の4月時点の内々定率は
昨年を上回り、理系の採用は回復の兆しにあることが想定できる。一方、文系は昨年の内々
定率を下回り、昨年より厳しい就職活動を強いられている」。
就職活動は、4月上・中旬に内々定を受けるピークを終えており、4月時点での平均面接
受験社数も昨年5.64社から今年3.58社と2.06?下がっている。
中津川氏は「5月以降すぐに内々定率が大幅に増加することはなく、このまま文系と理系
の二極化が進むことが予測され、2011年新卒採用は文系にとって厳しい年となると思われる」
とコメントする。
(フリーライター:五十嵐望=東洋経済HRオンライン)
ソース:東洋経済オンライン
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