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セガサミーホールディングスが14日に発表した2010年3月期の連結決算によると、
純損益が202億円の黒字に転換した。前期は228億円の赤字だった。
パチンコ、パチスロの価格戦略の見直しやコスト削減が寄与し、損益が大幅に改善した。
アミューズメント機器・アミューズメント施設は大型タイトルの発売がなかったことや、
店舗閉鎖などで大幅減収となったものの、収益性が改善。家庭用ゲームソフトも低迷したが、
コンシューマー事業は前期の赤字から大幅に回復した。
パチンコは、主力タイトル『ぱちんこCR蒼天の拳』や、
新たなゲーム性を搭載した『ぱちんこCR戦国乱舞 蒼き独眼』、
タイヨーエレックブランド『CR機動新撰組 萌えよ剣 疾風怒濤編』などの販売が堅調に推移した。
全体では販売減となったが、盤面販売比率の上昇や部材調達コストの低減で利益率が改善した。
パチスロは、斬新なゲーム性を備えたサミーブランド『パチスロ交響詩篇エウレカセブン』を発売し、
市場から高い評価を得た結果販売台数が増えた。
売上高は前期比10%減の3846億円、営業利益は同4.4倍の367億円、経常利益は
同5.4倍の359億円だった。2011年3月期の連結業績予想によると、売上高は前期比4%増の4000億円、
営業利益は同9%増の400億円、経常利益は同9%増の390億円、純利益は同9%増の220億円になる見通し。
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