10/05/29 14:43:15 T3iA/YiQ
ガラパゴスと揶揄される携帯市場にしたのも通信官僚がNTTグループと
その子会社ドコモの独占を守ろうとしてきた結果だ。
独占体制下でぬくぬくと育てたドコモに、世界に通用しないi-mode規格を
やらせるという2重の壁で国内モバイル市場を囲い込んでしまった。
その結果、NECにしろ日立にしろパナにしろ、ドコモの領土のなかで
日本でしか通用しないことをやって楽に儲けてりゃいいという天然ボケの世界が
出来上がった。世界にうって出て、1台1万円のシンプルな端末でしのぎを削る
くらいなら、ドコモとつるんで開発費なんかも援助してもらって、5万円、6万円の
端末を数量保証で毎年納入させてもらってりゃ、苦労せずにそこそこ儲かるからなw
しかしそうやって世界の市場からずぅ~っと遠ざかってしまって国内に安住しているうちに、
世界はいつのまにか年間10億台を売るマーケットになっており、機能も
高機能化していたわけ。1万円で競争するより確実に5万円で楽に納入とやってきたことが、
方やサムスンとLGが5億台を売るのに対して、日本の全メーカーを足しても
3000万台がやっと。1:5どころか、韓国のたった2社のシェアが
オールジャパンの17倍だ。そのうえ、もう機能でも、デザインでも、
追いつくことすら不可能なほどの差がついてしまった。
その全部の原因は、NTTグループの独占を守るという日本の鎖国体制であり、
NTTグループの既得権維持、ならびにそこでぬくぬくと楽~な商売に安住
しようとしたことだったのさ。
誰が何のためにそんなことを続けて来たのか? NTTグループ従業員の安寧と
官僚の天下りの伝統を守るという、たったそれだけのため。こいつらはいわば
国家を私物化して、自分たちの小さな既得権のために、日本の発展と進歩を
まるごと犠牲にしてきたんだよ。