10/05/10 09:06:19
ソースは
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米電機・コンピューター、アップルのエンジニアが４月１８日に携帯電話「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」の
試作品をシリコンバレーのバーに「置き忘れて」以来、ＩＴ（情報技術）業界は、その後の物語の展開に
くぎ付けになっている。
米テクノロジー情報ブログ「ギズモード」に試作品を売った人物は刑務所に行くのだろうか。
ギズモードの編集者の自宅にあるコンピューターを警察は押収したが、それは正当な行為なのだろうか。
といった具合だ。アップルは、問題の試作品について、盗まれたものだと主張している。
■端末上部にカメラ
高まる注目の一方で、見過ごされているのが端末のタッチスクリーンの上部にある小さな点だ。
それは、カメラで、タッチスクリーンを見ている人の方を向いている。
カメラがそこにある理由は恐らくただ１つ。テレビ電話に使うためだ。
アップルはコメントしないだろうし、試作品が商品として市場に出るかどうかも分からない。
しかし、それでも、モバイル動画配信サービス業界は、沸きたっている。
スイスのコンピューター周辺機器大手、ロジテック・インターナショナルのゼネラルマネジャー、
エリック・キンツ氏は「あの大きさと市場占有率、影響力を考えれば、アップルによって、テレビ電話が
一般的なサービスとなる可能性がある」との見方を示す。
■半世紀来の「夢」
テレビ電話の実用化は、１９６４年に米コミック「ディック・トレーシー」のなかに、テレビ画面が付いた
双方向通信の行える腕時計が登場して以来の夢だ。
最近では科学技術は大きく進歩した。古き良き怪獣映画「ゴジラ」を連想させるような、不鮮明な映像と、
口の動きと合っていない音声が出る、ちっちゃな画面といったものは忘れるといい。
強力なマイクロプロセッサー（超小型演算処理装置）と鮮明なスクリーンを備えたスマートフォン
（高機能携帯電話）による動画は、普通のテレビと同じくらい画質がよい。
関係業界幹部の多くは、無線や携帯電話の通話などに使われる通信ネットワークで、テレビ電話の業務も
できるとみている。
米通信コンサルティング会社バイトモービルで製品管理部門のバイスプレジデントを務める
ジョエル・ブランド氏は「通信網が込み合っていなければ、多くの人々が自宅に引いているＤＳＬ
（デジタル加入者線）よりも、素早い通信が行える」という。
今年のクリスマスまでには、いくつもの新しい動画通信技術が発表されるだろう。
無料で通話や動画通信が行えるインターネットサービス「スカイプ」を提供しているルクセンブルクの
スカイプ・テクノロジーズは、携帯電話向けの動画通信サービスの提供を計画している。
同社の携帯電話部門のゼネラルマネジャー、ラス・ショー氏は
「スカイプは、携帯電話を使った動画通信の基準を作るつもりだ」と意気込みを語る。
-続きます-