10/05/06 12:41:50
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は5日、2010年第1四半期に
80億ドルの損失を計上したと発表した。
また、政府に対し新たに106億ドルの資金支援を要請した。
同社と姉妹会社の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)は金融危機のピークにあった
08年9月に政府管理下に置かれ、これまで財務省からそれぞれ507億ドル、
762億ドルの資金注入を受けている。
08年の住宅市場崩壊以降、オバマ政権は両社を通じて住宅差し押さえ対策を
実施、住宅ローン市場を下支えしてきた。
財務省は12月、両社に対する1000億ドルの支援上限を撤廃した。
以来、両社は事実上、政府から白地小切手を渡されている格好だ。
フレディマックの10年第1四半期の損失は80億ドル。
これに対し09年第1四半期は104億ドル、同年第4四半期は78億ドルの
損失だったが、会計方法が変更したため単純な比較はできない。
同社はまた、株式を保有する財務省に13億ドルの配当金を支払ったと報告した。
一方、フレディマックの一戸建て住宅ローン滞納率は3月31日現在
4.13%と、2月の4.2%から改善したが、09年末の3.98%にまでは
戻っていない。
同社によると、同社の支援により10年第1四半期中、7万1000世帯が
差し押さえを免れたという。
また39万軒以上の住宅物件と5万以上の賃貸住宅に融資を行ったほか、
680億ドル分の一戸建て住宅ローン借り換えを支援したという。
ハルデマンCEOは「住宅価格や販売個数に住宅市場の安定化の兆しは
見えている」としながらも「滞納率や差し押さえ率、失業率は依然高い水準に
あり、リスクは残っている」と述べた。
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URLリンク(cnn.co.jp)