10/05/05 09:43:52 SX0sVz9D
日本のデフレとは違うよ。
産業構造の転換をしなかったから、
昔は日本で生産生産できたものが、コスト高で海外に生産がシフト、
国内に残った製造業も価格競争で、低賃金労働に頼った。
製造業が大きな比重のままだったから、失業と非正規雇用が
増加して所得が低下した。それでいて円は過大評価されたまま
なので、輸入品・輸入原材料の価格低下で物価が下落しただけ。
世界レベルでは日本人の工業労働者と途上国の工業労働者の
格差の是正がバブル崩壊後に発生したわけだ。
日銀の金融政策で全て解決なんて妄想の部類だろう。
バブル崩壊後に製造業に代わって雇用を吸収する産業の育成が
無かったこと、国民の金融知識の極度の欠如による預貯金安全神話
で円高と無残なほどの国債発行残高を増やす下地を醸成したのが
今日のデフレと言われている経済衰退を招いた。
日本人に分散投資と配当・利息収入への知識があれば、国内の膨大な
黒字を海外投資をして、結果として円高を抑制、利息・配当が国内消費
や新しい産業の育成にも役立てられたのだが、預貯金に資金が集中し、
政府も消費しか言わない、財政投入しても、およそ成長とは無縁な土建
業界に集中投資。莫大な国債残高を積み上げ国家破産の危機に直面した。
日本人はお金の使い方を誤ったんだよ。
貯蓄か散財かという二者択一論みたいな話が横行し、お金に働いてもらう
という発想がない。投資もバブル時の不動産みたいな値上がり益狙いばかり。
安定した利息・配当収入には目を向けない。資金を分散させるのではなく、
有利と思われるものに集中させてしまう。国債に何か不都合が発生すれば、
預貯金に資産を集中させてた人間は悲惨だろう。バランス感覚の欠如が今日
の事態を招いた。