10/04/26 00:43:45
劇団四季は23日、福岡市で会見を開き、福岡シティ劇場(同市博多区)を専用劇場とすることを断念すると発表した。
福岡公演は続ける意向だが、地方公演の一つとなり、上演日数は年数カ月程度に減る見通し。
同劇場オープンの1996年以来、年間を通じて公演を続けたが、専用劇場を手放すことで福岡から事実上撤退することになる。
予定の2公演中止
6、7月に予定していた「春のめざめ」、8月の子ども招待公演「ファミリーミュージカル」も中止する。29日から5月8日まである
「エビータ」が、今年最後の公演となる。
四季は今年2月、9月以降の公演計画を「白紙」とした上で、再開については4月から行う4公演の入場率で判断するとしていた。
劇場の専用使用契約の継続も検討していた。
しかし第1弾の公演「クレイジー・フォー・ユー」(1-18日)の入場率が、当初予想の70%を下回る57・8%で終了。
「エビータ」の前売り状況も思わしくなく、「赤字額が当初予定していた許容範囲を超えた」(佐々木典夫・劇団四季副会長)として
今後は同劇場を所有する福岡地所と専用使用契約を結ばず、2公演も中止することにした。
今後の福岡公演については「公演ごとにシティ劇場と契約し、年間で3-4カ月程度行いたい」(同)としている。
これに伴い福岡地所は、同劇場をミュージカルのほかコンサートや伝統芸能など、多彩な舞台芸術を上演できる劇場へ転換する。
近くリニューアル工事を始める。再開時期は未定。
四季は今年1月、福岡公演の入場者数減に歯止めがかからず、この6年間で約3億6千万円の赤字が出たため、2月以降の公演
休止を発表した。その直後、公演の続行を求めるファンからのメールが相次いだため、休止計画を見直していた。
▽ソース:西日本新聞 (2010/04/24)
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)