10/04/24 23:18:20
商品を値引きすると、買い物客はますます安さにこだわるようになる―。
そんな消費者の意識が経済産業省の調査でわかった。企業が値引きを競えば競うほど
消費者も安さを求め、値引き競争が一層激しくなる。この悪循環が、物価が下がり
続ける「デフレ」につながっているという。
昨年末、インターネットなどを通じて全国の3千人に対し、食品・家電・自動車
・衣料の4製品を買う際、それぞれ「品質」「利便性」「価格」「ブランドイメージ」
のうち何を重視するかを聞いた。
各製品とも平均価格で売られている場合、価格が44.9~48.9%、品質が
18.5~21.4%、利便性が16.1~18.7%、ブランドイメージが
15.6~16.9%で、どの製品も半数近くが価格重視だった。平均価格より
2割安い場合は価格重視が9.8~10.7ポイント上がり、6割程度になった。
逆に、2割高い場合は価格重視が10.2~11.4ポイント下がって4割程度になり、
品質や利便性、ブランドなどで商品を選ぶ傾向が強まった。
同省は「企業の低価格戦略が、消費者の価格への意識を刺激し、デフレを加速させて
いる」と分析する。デフレから脱するには、サービスやデザインを向上させて価格を
維持したり上げたりする必要があるという。
●グラフ
URLリンク(www.asahi.com)
◎経済産業省
「消費者の購買に関するニーズの動向調査」の結果発表について
~リーマンショック以降の日本の消費者の実像~
URLリンク(www.meti.go.jp)
◎ソース
URLリンク(www.asahi.com)