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主要20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議出席のため訪米中の白川方明・日銀
総裁は22日、ニューヨークで講演し、物価安定だけを重視する政策が「時代遅れになって
いる」として、インフレ目標政策に否定的な考えを示した。
菅直人副総理兼財務相は20日の衆院財務金融委員会で「プラス1%か2%程度を目標と
して、達成まで日銀も政府も共に努力することが望ましい」と発言しており、認識はすれ
違っているようだ。
80年代後半のバブル経済時、資産価格が高騰する一方、物価上昇率は比較的安定して
いた。白川総裁は「物価安定が金融緩和からの転換の強力な反論になった」と述べ、物価を
重視して利上げが遅れ、バブル封じ込めに失敗したと説明した。【清水憲司】
ソース:毎日jp
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