10/04/23 02:43:44
日産自動車は2010年度に全面改良を含む新型車を相次ぎ国内市場に投入する。
「マーチ」「セレナ」「エルグランド」を全面改良するほか、新型車「ジューク」や「フーガ ハイブリッド」、電気自動車(EV)
「リーフ」を投入する。
10年度はエコカー補助金が9月末で終了することにより、国内需要は下半期に前年同期を下回ると見られている。
日産は、エコカー減税対象車の販売強化に加え、販売台数の多いコンパクト車やミニバンの全面改良をテコに前年度並みの
販売を確保する。九州工場(福岡県苅田町)は新型セレナの生産開始により第1ラインを2直稼働に戻す。
日産の09年度国内販売は軽と登録車の合計で前年度比2・9%増の63万台だった。
10年度はエコカー補助金の終了の影響があるものの、新車投入効果で前年度並みを維持し市場シェアの向上を狙う。
国内への新車投入や北米向け輸出の増加で、国内生産は前年度比8%増の112万台を計画している。
8年ぶりの全面改良となるマーチは、追浜工場(神奈川県横須賀市)での生産を第2四半期で終了し、新型はタイからの
輸入に切り替わる。追浜工場では、第1四半期にジュークの生産を始める一方、「キューブ」「ノート」の生産は前年度を下回る計画。
追浜工場の10年度生産は前年度比7%減の28万台となる見通しだ。
セレナは全面改良を機に日産車体から九州工場での生産に切り替え11月に生産を始める。
九州工場は北米市場の回復で「ムラーノ」「ローグ」の生産も増え、10年度は前年度比25%増の35万4千台を生産する。
九州工場第1ラインの2直化で、日産の国内工場はすべてのラインが2直稼働に戻る。
エルグランドは北米専用ミニバン「クエスト」とプラットホームを共通化し、日産車体の子会社、日産車体九州(福岡県苅田町)で
生産する。エルグランドは7月、クエストは11月に生産を立ち上げる。
フーガ ハイブリッドは今秋の発売を予定しており、栃木工場(栃木県上三川町)で9月から生産を始める。
栃木工場では北米の需要回復を見込み、すべての四半期で生産台数が前年同期を上回る計画。
10年度は前年度比28%増の18万9千台を生産する。
▽ソース:日刊自動車新聞 (GAZOO.com) (2010/04/22)
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