10/05/20 17:17:42 Zdr8BnSl
ギリシャの経済危機で欧州通貨のユーロ安が進んだ。他の通貨が高くなったが、
今月3日の週に最も値上がりした通貨は「日本円」だったそうだ。新聞は「心配だ」
と書くが私は円高と聞くと、近ごろ、心が安らぐ。
通貨高で滅びた国はない。逆だ。経済危機は必ず通貨安とセットで表れる。
ギリシャがそうだ。地盤沈下中の日本は中長期で円安は不可避であろう。いまから憂うつだ。
ここだけの話だが、霞が関の官庁街にも同じ見方の人が少なくない。彼らがいま立案中の
政策の多くが、将来の円安を前提にしたものであることに注目すべきだ。
政府の肝いりで年金基金の一部をアジアのインフラ事業に投資するアイデアがそう。
ある高官によれば「長期的に円安必至なのだから損しっこない」。なるほど。
郵便貯金や簡保資金で政府系ファンド(SWF)まがいを組成し海外投資しようと
いうのも、円安が既定路線だから出てくる政策だろう。財務省が日本国債を外国人に
買わせようと必死なのも、円安による実質負担の軽減を当て込んでいるに違いない。
日本もいよいよ切羽つまってきた。
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