10/04/19 10:51:42
ソースは
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
[1/3]
米アップルの新型タブレット型コンピューター「iPad(アイパッド)」が好調だ。
品薄のため米国以外での発売時期が当初予定より1カ月延期され、中国では早速コピーが出回り始めた。
しかし、ニュース、映画、ゲームなどコンテンツが豊富であるがゆえに利用者を受動的にしてしまい、
ネット利用者が本来持つ発信力を後退させる「反革命的」商品との指摘もある。
■フィナンシャル・タイムズ(英国) 「恐ろしき反革命」
3日に米国で発売されたiPadについて、英紙フィナンシャル・タイムズは8日付で、ニューヨークを拠点に
健筆をふるう経済担当の主任コメンテーター、ジョン・ガッパー氏の「恐ろしき反革命」と題した
大型コラムを掲載した。
iPadが手に入るのはいつ?と、英国では購入希望者がしびれを切らし、24日発売のうわさが飛び交う中、
氏は「両手でつかめるテレビとコンピューターを足して2で割った感じ」と未知の使い心地を紹介する
一方で、新聞、出版、テレビなど既存メディアには魅力的であるとともに恐ろしくもあると分析した。
背もたれに体を沈めて楽しめる映画の画面と、前のめりになって操作するコンピューターや
床上型テレビゲームの間の溝を埋めるものだと評価した上で、それが故に「反革命的だ」と
シリコンバレー関係者から批判されていると指摘する。
インターネット利用者は既存メディアから記事や映像を一方的に提供されるより、自ら情報を発信し、
情報の海を航海するのを好んだ。
しかし、iPadではネット販売されているビデオやテレビゲームのソフトがより簡単に操作できるため、
利用者を受動的なカウチ・ポテトに逆戻りさせる懸念があるからだ。
氏は「iPadは、これまで広告収入を当て込んで虎の子のコンテンツをネットに無料配信せざるを
得なかった既存メディアを復権させる可能性がある」と認めつつも、使用特性を考慮すると、
文字情報、写真、動画を斬新な方法で組み合わせないと利用者の心をとらえるのは難しいと分析。
開発コストがかさみ、利幅が薄くなる既存メディアは今後、合併を余儀なくされるだろうと、
「反革命」の余波を予測している。
続くほど、“東風”に便乗したコピー商品にとっては好ましい状況となりそうだ。
-続きます-