【地域経済】企業誘致、ついに"ゼロ"に--秋田県 [04/17]at BIZPLUS
【地域経済】企業誘致、ついに"ゼロ"に--秋田県 [04/17] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
10/04/17 12:49:34
小さな工場に金属音が響き渡る。社長の男性は数人の従業員と、今日も黙々と機械に
向き合う。由利本荘市で長く、カメラ部品や電子部品などを扱う金属加工会社を経営
してきた。今は、一日一日を乗り切るのに精いっぱいだ。

2008年秋のリーマンショックがすべてを変えた。それまで、大手企業との取引も
増え、順調だった。しかし、ある取引先から1カ月に1回ほどあった発注は、3カ月に
1回ほどに激減。単価を下げて受注せざるをえず、利益がなかなか出なくなった。
「機械を回せば回すほど、自分たちの首を絞めているのではと感じることもある」

また、韓国や台湾、中国など海外の工場はコストの競争力で上回っており、技術も
伸ばしてきた。対抗しようにも、資金繰りに余裕がなく、新事業にシフトできない。
社長は「どうしたらこの状況から抜け出せるのか、展望が開けない」ともらす。

県の資金支援策はあるが、様々な条件があり、借りるのは難しそうに感じる。利息も
負担だ。「今は自転車操業といった感じ。安心して事業を続けたい。緊急事態だから
こそ、低利の融資を誰もが受けられるように県ももっと努力してほしい。最後の頼みは
やはり県ですから」

依然として、不況が続いている。県内の2月の有効求人倍率は0・38倍。全国平均の
0・47倍を下回っている。就職先が決まらないまま、3月に高校を卒業した人は71人。
大関衛県議(自民)は3月、県議会で「就職先が見つからないまま高校を卒業していく
現状がある。県民は景気も雇用も良くなったと思っていないのではないか」と訴えた。

県は「何も対策を取らなければ、もっと大変なことになっていた」と主張。佐竹敬久
知事は昨年、就任早々に県議会5月臨時会を開き、新たに600人以上の雇用創出など、
計131億4800万円の補正予算案を計上した。09年度に開かれた臨時会は5回に
のぼり、09年度、県は経済雇用対策として計892億円を投入した。

ただ、佐竹知事は今月5日の会見で「産業経済の一番根っこのところの動きには、なか
なかならなかった」と振り返り、「責任感を持って今後やっていかなければならない」
と話した。

10年度の当初予算では計732億円を計上した。上限2億円を中小企業に貸し付ける
経営安定資金で、新たな融資向けに500億円を確保したり、2358人の新規雇用を
生み出したりする。

このうち、上限20万円を補助する「県住宅リフォーム緊急支援事業」では、10年度末
までに7千戸への補助を見込んで12億6千万円を確保した。3月からの1カ月間で、
568件の申し込みがあり、問い合わせも毎日10件ほどあるという。県建築住宅課は、
住宅投資による経済の活性化に期待をふくらませる。

経済状況の改善には、企業の協力が欠かせない。佐竹知事は1年間で、県内外で約20社
への企業訪問をこなした。また、県内で10社以上のトップと懇談した。知事選では
秋田市長時代8年の実績として、15社を新規誘致したとアピール。

しかし、ここ数年ほぼ1ケタで推移していた県内の企業誘致は、09年度、ついにゼロと
なった。

◎ソース
URLリンク(mytown.asahi.com)

◎関連スレ
【地域経済】さよなら、『秋田ニューシティ』 [04/13]
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