10/05/11 00:42:05 IArRzCqT
>>853
たぶんもう手遅れだ。
なぜなら国内はデフレだが、輸入品の資源価格は鰻上りだ。
いまここでインフレが進めばガソリン、電気、ガス、そしてあらゆる原材料が一挙に高騰して
国民生活と企業を圧迫し、政府のインフレ政策は支持を失うだろう。
為替の円安誘導についてだが、まずアメリカと中国の外交圧力に今の民主党政府もしくは弱体化した自民党が
対抗できるとは思えない。
アメリカの国益を損なえばあらゆる手段で日本国家の信用を貶め、日本国債の格付けを過剰に引き下げる脅しを受けるだろう。
中国の国益を損なえば、進出してる日系企業の営業活動の妨害を始めるかもしれない。今までも何度か行われてきたが。
そしてそのような動きが出ればその日系企業が中国政府の国益を日本政府に代弁し、またこれに経団連も追随し
輸出企業を救う為の政策がその輸出企業の支持を失うというジレンマを抱えることになる。
日本の主力企業は既に海外生産しているし依存してるといってもよい。
もちろんデフレ解消には賛成だ。ただし、政府が介入できるボーダーは+-0までだ。
しかもタイミングを間違えば国民は所得のデフレと物価インフレの間で圧死する。
もしインフレ操作と為替操作がアメリカの金融経済を弱体化に追いやる可能性が出てくれば、
日本経済はすぐ格付けを不当に下げられIMFの管理下に置かれ、アメリカのファンドを介して中国に転売されるだろう。
皮肉にもその時に日本の財政のバランスシートは完成され、アメリカの金融市場と経済は復活する。