10/04/16 16:30:13
吉野家ホールディングスの安部修仁社長は15日、読売新聞のインタビューに応じ、
牛丼の値下げ競争が激しくなっていることについて、「他社の値下げで顧客を奪われたが、
価格競争は愚策で、(通常価格の)値下げはしない」と、本格的な値下げには追随しない
考えを明らかにした。
吉野家はライバルの「すき家」と「松屋」が通常価格の値下げに踏み切った昨年12月以降、
既存店の売上高が前年比約2割減った。そのため、今月7日から1週間限定での値下げに
踏み切ったが、収益の悪化を招く通常価格の引き下げは避けたい考えだ。
2010年2月期連結決算の税引き後利益が上場以来、最大の赤字となったことを受け、
安部社長は事業会社「吉野家」の社長も兼任することを決めている。
安部社長は「改革は短期決戦で、トップダウンで躊躇(ちゅうちょ)なくやる」と、
事業の見直しを進める意向を示した。
一方、牛丼店の中国展開については、「今年も50店、近いうちに年100超の出店を狙う」と
積極化する方針だ。6月にはインドネシアにも1号店を出し、海外事業を拡大させるという。
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