10/04/15 15:31:37
国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)の潮受け堤防排水門の開門調査を巡り14日、
熊本市内で開かれた漁業者らと赤松農水相との意見交換会。
漁業者らは、有明海の環境変化や漁業の厳しい現状を訴え、開門調査の早期実施を求めた。
県漁連の松本忠明会長は、年間100億円を目標とするノリ養殖が昨年は81億円まで
落ち込んだことや、アサリがほぼ全滅状態にあると説明。
「開門による被害の不安もある。十分な対策を施した上で、徹底した開門調査を行ってほしい」
と要望した。
玉名市の岱明漁協の藤本正宏組合長は、潮流の急激な変化や海藻の大量発生などが起きている
とし、「早く開門して原因を突き止め、漁場再生のため力を尽くしてほしい」と求めた。
蒲島知事は「有明、八代海は九州、日本の宝。豊穣(ほうじょう)の海を後世に残すためにも、
九州や国全体で取り組んでほしい」とした。
会終了間際、即時開門を求める直訴状を赤松農相に手渡した荒尾市の漁業者グループの
前田力会長(60)は「収入が激減し、生活が維持できずに家族が離散したケースもある。
何年もかかる環境影響評価は必要ない。漁業者にとっては待ったなしの問題だ」と話していた。
ソースは
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地元漁協の意見を聞く赤松農相
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