10/04/14 00:11:21
パナソニックは12日、液晶テレビ用パネルを製造するIPSアルファテクノロジ姫路工場(姫路市)が同日から
量産を始めたと発表した。世界同時不況の影響で、稼働時期を当初予定から半年延ばし今年7月を計画
したが、急激な需要回復を受けて稼働を3カ月前倒しすることを表明していた。さらに2010度中には月間
生産量を81万台(32型換算)に引き上げるという。
尼崎市のプラズマテレビ用パネル工場と合わせ、パナソニックが兵庫県内に巨費を投じた薄型テレビ事業の
“両輪”が、ようやく動き出した。
姫路工場は、子会社IPSアルファテクノロジ(千葉県)が運営。どの角度から見ても自然な画像を表示できる
「IPS方式」の液晶パネルを、月産約41万台体制で稼働させた。主にパナソニック向けの32型と42型を5月
から出荷する。
12年度までの総投資額は2350億円。10年度中に千葉県茂原市の工場で生産する液晶パネルと合わせ、
月産141万台体制とする。
民間調査会社の調べでは、世界の薄型テレビ市場は11年に2億台を超える見通し。液晶分野は、これまで
主流だった32型に加え、大型化へのニーズが高まっている42型需要の伸びも顕著という。パナソニックは
従来、42型以上の大画面はプラズマテレビのみを展開してきたが、姫路工場製のパネルを使った42型液晶
テレビも6月から発売する計画だ。
▽ソース:神戸新聞 (2010/04/13)
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