10/04/13 19:30:26
逮捕者続出のトランスデジタル架空増資事件や富士通社長解任騒動をめぐって、再び紙面
に躍る「反社会的勢力」の文字。アングラマネーを司る彼らは、一時鳴りを潜めていたよう
だが、元気旺盛だった!? 当局の監視が厳しくなるなか、金融界を跋扈する彼らの生態を
追った。
新年度入り直前のこの時期、金融界で“話題の勢力”がある。「反社会的勢力」だ。いわ
ゆる暴力団関係者や不正行為を働く輩を指し、アングラマネーの支配者としても語られる
彼らは、2007年に逮捕された仕手筋の大物・西田晴夫との関係が取り沙汰されて一躍
話題に。
その後、当局の取り締まり強化もあって鳴りを潜めていたのだが、富士通の「内輪もめ」
から再びその動向に注目が集まっているのだ。証券関係者が解説する。
「昨年9月に『反社会的勢力』との付き合いを理由に社長退任を迫られた野副州旦(のぞえ
くにあき)相談役(3月6日に富士通は相談役を解任)が2月26日に突如辞任の取り消し
を求めて取締役と監査役に『辞任取消通知書』を送付しました。
ここで“反社”扱いされているのがニフティ(富士通が66%出資)の売却に絡んで動い
ていたとされる『サンドリンガムキャピタルパートナーズリミテッド』というイギリスの
ヘッジファンド。
果たして、その会社が本当に反社なのか? という点に注目が集まっているわけです」
このサンドリンガム社、富士通のような一流企業と付き合いがある一方で、上場廃止となっ
たITベンチャーのYOZANやサイバーファームといった企業とも接点を持つ。金融経済
評論家の松本弘樹氏は、この点が問題視された可能性があるという。
「資金繰りに困っている会社に、MSCB(下方修正条項付き転換社債)の発行を持ちか
けていたファンドなんです。ライブドアがリーマンに発行して話題になったアレ。下方修正
条項のある転換社債だから、例えば株価が1000円でも800円で社債を株に転換できる
んです。市場でカラ売りを仕掛けて値を下げてから転換し、株を買い戻せば必ず儲かる」
決して違法な資金調達法ではないが、MSCBは“悪魔の錬金術”などと称されたりも
する。松本氏はこの点と、サンドリンガム社を取り巻く人脈から反社と混同されたのでは、
と推測している。
ソース:ZAKZAK
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
関連スレ
【電機/経営】富士通、元社長の辞任撤回要求に対し記者会見で反論へ [04/10]
スレリンク(bizplus板)
【電機/経営】富士通元社長の野副氏、株主代表訴訟へ--現経営陣と前社長による異例の対立、ついに法廷に [04/07]
スレリンク(bizplus板)